スウィングウェイトとは、グリップエンドから14インチに支点を置き、クラブの長さと重さのバランスからなる重量感(いわゆるヘッドの利き具合)で振りやすさを数値化したものです。軽い方からA.B.C.D.Eの5段階に分かれ、さらに、それぞれが軽い方より0〜9まで、10等分されています。

しかし、実際にはクラブの振りやすさをスウィングウェイトだけで決定するのには問題があり、特に重量幅の広いカーボンシャフトと軽量グリップが普及してからは、数値と実際の感覚に大きなズレが生じています。 仮に二つのクラブを比較した場合、クラブ長さ、総重量、重心位置が同じであれば数値とヘッドの利き具合とが一致してきますが、ほとんどの場合がこのように同じスペックを持つことはありません。つまり現代のクラブに対し、スウイングウェイトは従来の意味を持っていないということを理解しなくてはなりません。

ただし、アイアンセットのバランスをある程度統一させる意味で、同じ数値になるか一定間隔で変動するかなどの、一貫性を保つことでは必要となります。その際、極端なズレでなく、1〜2ポイント程度の少ない誤差では調整の必要はありません。

[基本スウィングウェイト変化表]
調整量
ポイントの変化
ヘッドに加重(減量)した場合 約1.5〜2.5g 1ポイント上(下)
グリップエンドに加重(減重)した場合 約4g 1ポイント下(上)
シャフトウェイトを減重(加重)した場合 約5〜10g 1ポイント下(上)
グリップウェイトを減重(加重)した場合 約5g 1ポイント上(下)
クラブ長さを長く(短く)した場合 約1インチ 5〜6ポイント上(下)
※上記はあくまでも基本数値であり、クラブの長さや重心位置等によって変化します。またポイントの変化は、クラブが長くなるにつれ敏感になります。

■必要道具(バランスアップ)
◎重量計
◎スウイングウェイト計
◎調整用ウェイト、他付随品等
◎クラブ組み立てに必要な道具類(ウェイトピン使用時)
◎クリップ取り付けに必要な道具類(ウェイトパウダー使用時)
◎ラムロッド(ウェイトパウダー使用時)


■必要道具(バランスダウン)
◎重量計
◎スウイングウェイト計
◎調整用ウェイト、他付随品等
◎グリップ取り付けに必要な道具類(リードテープ、インナーウェイト使用時)

下をクリックすると、各ページへジャンプ







  

戻る  

Copyright GEOTECH GOLF. All Rights Reserved.